ドラムとベースの応用~ドラム編~

こんにちは!
管理人のやっすんです!

以前にアレンジの基本として
ドラムとベース~ドラム編~
ドラムとベース~ベース編~
を書きましたが、
こちらではリアルに打ち込む方法についての内容でした。

今回はその応用として、
ドラムとベースの詳しい打ち込み方について
記事を書いてみようと思います。

前回同様長くなるので、
まずはドラムについて詳しく書いていきます!


●ドラムは細かい調整が必要

ドラムの基本的な奏法である8ビート、16ビート等はある程度分かっていると思いますので
ここでは基本的な奏法の説明は省きます。

ドラムの強弱関係ですが、

・キックが連続する場合は後の音の方が強い「ドドン、」
・刻むハイハットは表が強めで裏が弱め

まずこれは覚えておいて下さい。

細かい手癖のフレーズとかになると更に細かい調整が必要になります。

ゴーストノート

スネアの叩き方の一つに「ゴーストノート」があることはご存知だと思います。

パワフルなロックサウンドだと使う機会は少ないかもしれませんが、
細かいグルーブを必要とする場面で
スネアのゴーストノートは必須になるでしょう。

そのゴーストノートの打ち込み方はシンプルで
スネアのベロシティを低めに設定すればゴーストノートに近くなります。

管理人はAddictive DrumsBFD3のドラム音源を使っていますが、
両方ともアーティキュレーションの一つにゴーストノートに適した音色があり
その音にベロシティ60~70くらいで調整を入れています。

もし、そういった音源がなく「パンッ!」と強く弾けるスネアの音しか無い場合、
ベロシティの調整ではどうにもならないと思います。

そこで、人工的にゴーストノートの音を作る方法を以下にあげます。

1.ゴーストノートだけのドラムトラック(もしくはスネアのサンプラー)を作る
2.EQ処理、100~200Hz迄をローカット、アタック感がなくなるまでハイカット
3.ディストーション、或いはノイズを少しだけプラスする

こちらでゴーストノートのような音を作ることが出来ます。

ゴーストノートをどこで用いれば良いかは、自分が述べるより
ベースのプレイヤーの記事を読んだ方が良いでしょう。

参考記事:スタジオラグ様より
【ドラム初心者のための】ゴーストノートの基礎練習
【ドラム初心者のための】ゴーストノートで大切なこと

スネアやタムの同時演奏

スネアやタムで「バラッ」と音が連続して鳴る奏法ですが、
これは簡単で以下の通りになります。

1.極端に短いMIDIノートをグリッドに合わせる
2.64分音符分の間隔をあけて二つ目のノートを配置する
3.1で作った短いノートのベロシティを2つ目のノートより小さくする

説明しやすいように64分と書きましたが、
曲のテンポや雰囲気によって適切な配置が異なりますので
最後は全体で合わせて聴いてから決めるようにしてください。

●最初に打ち込み、最後に調整する

ドラムの調整は最初にフレーズが決まり、最後に調整するものだと思っています。

特に上で述べたゴーストノート等細かい奏法の場合は
アレンジが終わった段階での音量感やテンション感などで
調整が必要になるはずです。

終わった後にもう一度ドラムを見直してみると
グルーブが改善することがありますので、
もし全体のテンポ感に疑問を感じたらドラムを見直すようにしてみてください。

次はベースの応用編になります!

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