アルペジオを使ったコードアレンジ

こんにちは!
管理人のやっすんです!

良くコードバッキングは使われると思いますが、
こればっかりを使うのでは芸がないアレンジしかできないと思われてしまいます。

コードを弾くのに和音で弾かなければコード感が伝わらないってことはありません。
それに、フレーズのコードが同じである必要もありません。

管理人が好きなアレンジに、複雑なコードがアルペジオで奏でられる
例えるなら点描画のような細かさを持ったアレンジがあります。

このアルペジオが入り組んだようなアレンジは複雑になりがちですが、
うまくポップスに活かせると最高の武器になると管理人は思っております。

今回は複雑なアルペジオを使う際に活きるアレンジについて
記事を書きましたのでぜひお読みいただければと思います!


●アルペジオのプログラミングは慣れるまで大変

まず、アルペジオはコードをバラバラに演奏した
分散された和音である事は分かると思います。
その形は下から階段の様に上がるものが一般的ですね。

でも旋律は必ずコードの音に入ってる、
なんてことはないですよね。
ドレミと進行したら、CメジャーでいえばDが調性外の音になります。

ニュアンスは違うのですが、クラシックの理論の中に
偶成和音」というものがあります。
(ポピュラーの理論書にもあるとご存知の方が居たら教えてください……)
簡単に言うと、先程のDの音が一瞬だけ別のコードを鳴らしてる
という考え方です。

これがどう役に立つのかと言いますと、
小節内で同じコードが鳴ったとして
それに細かいカデンツを組むことで
少し複雑なアレンジを聴かせることができます。

例えばCメジャーのコードが一小節目にあったとして、
一拍目はCのコード
二拍目はAの音を加えてAm7風に
三拍目でEとぶつからない位置にFを加えてFM7風に
四拍目で導音的にBを加えてG7風に
といった同一小節内で複数のコードを鳴らすことができます。

似たような考え方に保留和音といって
ベースの音をひたすら伸ばして上声の和音を変える
というものがあります。
こちらは比較的多く使われているのではないでしょうか?

このアレンジ方法にも気をつけなればならないことがありまして、
上記の例を見て分かるように
C D E F G A B
全ての音が鳴っています。

オクターブ内の音全て鳴らしたら
とてつもない不協和音(いっそトーンクラスター風として……)になりますので、
アレンジで残響まで工夫しなければなりません。
例えるならベースがルートのCをずっと鳴らしていて、
ピアノがアルペジオでCのコードを
その後アコギでAmのアルペジオを……みたいなかんじですかね!

これは難しいので、何度でもやって慣れることが大事です。
コードを使いこなすアレンジはとてもカッコいい曲になりますので、
是非チャレンジしてみて下さい。

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