リフレインは名曲感を生む?

こんにちは!
管理人のやっすんです!

曲を聴いているときに
「この曲なんか覚えやすいな~」
とか
「このフレーズが頭から離れない!」
思うことってありますよね?

覚えられやすい曲というのは、
大体が名曲になっているのではないか
管理人は考えていますが、どうでしょうか?

勿論覚えやすいから良いというのではなく、
良い曲というのは覚えやすいというより
思わず「歌いたくなる」ような曲なのではないかと思っています。

とはいえ、誰もが知っている曲があれば
「私、この曲を書いていまして~」と名刺代わりに
自分の紹介ができるようになりますよね。

今回は覚えやすい曲を意図的に作る
リフレイン」の手法について書いていきますので、
気になる方はお読みいただければと思います!


●繰り返しで記憶に刷り込ませる

リフレインとは楽曲に繰り返しを用いる手法で、
wikiより引用すると

前半、後半を通して、何度か繰り返し演奏される。このとき、前半は繰り返しごとに違う歌詞となる(1番、2番….)。
後半は毎回同じ歌詞となるのが本来のリフレインであるが、繰り返しごとに違う歌詞となる曲も多い。

<中略>

日本の歌謡曲に多く見られるリフレイン形式は、次のようである。
Aメロ – Bメロ – サビ – 間奏 – Aメロ – Bメロ – サビ – サビ – 終結部

wikipedia「リフレイン形式」より

このようになります。

これによると普通の楽曲制作と殆ど変わりがないと思います。

では、ここで言うリフレインとはどのような曲のことかといいますと

・同じフレーズを繰り返す
・歌詞を何回も繰り返す

以上の方法のことを指します。

同じフレーズを繰り返す

A、2Aのようにセクションで繰り返すのではなく、
フレーズ単位で繰り返すリフレインの方法があります。

例えば「BACK-TICK/夢魔 -The Nightmare」があげられると思います。
(申し訳ないのですが、公式音源が無かったのでリンクはありません……)

また最小限のフレーズを繰り返す例としては
Perfume/ポリリズム」のサビが当てはまるかと思います。

一度聴いたらなかなか頭から離れませんよね?

このように、しつこいくらい繰り返しを用いることで
聴く人にフレーズを刷り込ませることができるのです。

歌詞を繰り返す

もう一つあるのが同じ歌詞を繰り返す方法です。

メロディーの繰り返しの有無に関わらず、
短い単語を繰り返し用いることでリフレイン効果が生まれます。

例えば「BACK-TICK/独壇場Beauty」等があります。
(ふと、リフレインと聞いて思いついたのがBACK-TICKだったのです……)

もっと細かい「コ」を繰り返す曲もありますね。
ももいろクローバーZ/ココ☆ナツ

ここまでいくと電波系になってしまうかもしれませんが、
それでもこの「ココココ」の部分は強烈ですよね!

おそらくですが、
一般的な聴衆はメロディーの良し悪しよりも歌詞を聴くでしょうから
この歌詞の繰り返しは最も効果的な方法かもしれません。

●名作か駄作のどちらかに振り切れる

ただし、リフレインには大きな欠点があることも
合わせて知っておかなければならないでしょう。

リフレインを用いればその部分の印象は強いものになります。
逆に言えば、リフレイン以外の箇所が薄れてしまい
リフレイン部分の出来が楽曲の良し悪しに直結することになります。

つまり、その楽曲はリフレインで判断されることになるのです。

だからといって、リフレイン以外を手抜きで作るのは駄目です。
集団で誰かが悪いことをすると「集団」がバッシングを受けるとの同じで
悪いところは目立つ為リフレイン以外も丁寧に作る必要があります。

構成もリフレインを楽曲のピークに持ってくるか否かの判断も大事です。

例えば「うる星やつら/ラムのラブソング」だと
「好きよ」のリフレインが有名ですが、
サビよりも「好きよ」の前の「あんまり~」のフレーズ、
この部分が楽曲のピークになっていて、メロや歌詞が秀逸だからこそ
楽曲としてのクオリティが高くなっているように感じます。

ラムのラブソングと聞いて、パッと思いつくのは
「あんまり~」から「好きよ」のリフレインまでの流れではないでしょうか?

リフレインの手法で、楽曲として認識された良い例ではないかと思います。

逆に、リフレインでしか勝負できない場合
管理人の思いつく問題は

・リフレインしか印象に残らない為なんの曲か分からなくなる
・リフレインが良くなければ曲が聴いてもらえない
・強引な刷り込みに感じた人は嫌う可能性がある

などです。

印象的な楽曲制作として
リフレインは効果的な手法になります。

しかし、その扱い方は通常の楽曲制作よりも難しく
細心の注意を払って作らなければならないことを肝に銘じておいて下さい。

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