ドラムとベースの応用~ベース編~

こんにちは!
管理人のやっすんです!

前回の【ドラムとベースの応用~ドラム編~】で
ドラムの細かい打ち込み方や音の作り方について書きました。

もしまだ読んでいなければそちらも合わせてお読みいただければと思います!

さて、今回はベースの細かい打ち込み方について
詳しく書いていきます!


●ベースは「こぶし」がグルーブを生む

ベースをただ打ち込むだけだと「機械的な」ベースになることは
アレンジの基本で書いた通りです。

そのことを前提にこの記事では話を進めていきますので、
もし自信が無ければ【ドラムとベース~ベース編~】を先に読んで頂ければと思います。

見出しにもあるとおり、ベースは「こぶし」でグルーブを生むことができます。

ロックやポップスに「こぶし」って……と思われるかもしれませんが、
例えやすかったので「こぶし」という表現を使っただけですので
そういうもの、として認識だけしておいて下さい。

ピッチベンドで音をしゃくる

こぶしといえば、音を下からしゃくり上げた様な発声をしていますよね。

これと同じでベースも音をしゃくり上げたり、或いはその反対のニュアンスを挟むことで
ベースにノリのあるサウンドが生まれます。

どのような音が鳴るかというと
下もしくは上から「ゥオン!」とズレて動くようなイメージですね。

ただルートを弾き続けるだけだとしても、
コードチェンジのタイミングでこれを挟むと
ちょっとしたノリが生まれるのでお勧めです!

因みに、ベース音源Trilianだと、
設定によると思いますがベロシティ120以上の時に
このニュアンスのパッチになりますので、
より自然なズレを弾くことができます。

もしお持ちであれば、是非やってみてください。

ベースライン上で動く

そして、よくありがちなフレーズが
同じ音を8分でひたすら弾くフレーズです。

勿論これはこれで間違いではなく、
シンプルなロックサウンドを作りたい場合はそれで良いかと思います。

しかし、ただ同じ音がひたすら続くフレーズは
聴く人を飽きさせやすいでしょう。
加えて、グルーブ感も皆無なアレンジになってしまいます。

その為、ベースもただルートを弾くだけではなく
ベースのライン上で動いてみるのが良いかと思います。

例えば、Cメジャーの小節があったとして、そこを8分で

CCCC|CCCC|CCCC|CCCC

と弾いたのでは面白みが全く無いですよね。
更にベロシティが一定だったりすると
「打ち込みの偽者ベースです!」と言っている様なものです……

そこで、ベースのラインを動かすことで
聴き所のあるベースのフレーズを作ることが出来ます。
例えば上記のフレーズを

CCGC|CDEC|CGAB|CDEC

と変えたらどうでしょう?

動きがあって聴き応えのあるベースになっていますよね。

しかし、これには注意しなければならない点がいくつかあって

・動きすぎるとコード感が不明瞭になる
・動いた音とコード楽器などのと不協和音にならないようにする

特に、ベースが動くことでギター等中低音楽器との
ロー・インターバル・リミット」が発生する可能性があるので、
不必要な動きは作らないように気をつけておくべきだと思います。

●ベースはノリのニュアンスが大事

ここまででベースのノリを生むニュアンス作りについて
詳しく書いていきました。

ドラムが手数でグルーブを作るとすれば、
ベースはノリとニュアンスでグルーブを作るパートです。
そしてニュアンスを出す為には、打ち込みの方法だけではなく
「ベースでどのラインを辿るか」について考えることも大切になってきます。

ベースはドラムよりも遊び心のあるフレーズを作ることが出来ますし、
そこが楽曲のアレンジの良さに繋がると管理人は考えてますので、
是非ベースでいろいろと「遊んで」みて頂ければと思います!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする