主メロに負けない副旋律〜カウンターメロ〜

こんにちは!
管理人のやっすんです!

曲を作って行く中で、誰しも抱える悩みの一つに
アレンジのクオリティ向上があると思います。

数をこなしていけばある程度はアレンジが上手くなり
制作のスピードも速くなっていきます。

でも何かが足りない気がする……
行き詰まりを感じる瞬間が誰にでもあります。
管理人もどんなに良いアレンジができたとしても
もっと良いものがあったのではないか、とよく思います。

向上心や探究心は大切なですが、
これに拘りすぎるといつまで経っても曲が作れない
泥沼に入ってしまいます。
人生を賭して大曲を作り上げる! といった方なら良いのですが、
そんなスタイルで生きていける人はまず居ませんので……

さて、今回はアレンジの上達編として
「カウンターメロ」について書いていきたいと思います。

アレンジをする上でも役に立つのですが、
作曲にも通ずるものがあると思ったので
二つのカテゴリーに入れさせて頂きました。


●第二のメロディーで曲を個性的に

カウンターメロと言う言葉を聞いたことはありますでしょうか?
対旋律というとクラシックをやっている方だと何となく分かると思います。

カウンターメロとは、主メロ(ボーカルが歌うパートのことです)
の他に主張の強いメロディーのことで、
第二のメロディーと考えると近いでしょう。

先ほど対旋律と書きましたが、
対旋律とカウンターメロは違いますので
感覚的に、で捉えください。

歌メロがあったとして、メロには必ず
息継ぎするポイントやフレーズの切れ目があります。
その隙間の間にメロ的な空白ができると
寂しいって思ったりしませんか?

カウンターメロはその隙間を埋める為に使います!

主メロが終わった時、少し間が空くような部分に
主メロになりえるリード楽器……ギターやピアノ、ストリングスなどで、
新しいメロを入れるようにするのです。
メロと書いていますが、リフと考えても良いと思います。

大事なのは、メロを切れ間なく曲中に存在させておくことです。

この手法は主にアニソン系に見られる形で、
曲の賑やかな感じはアレンジのメロの主張が
普通のポップスよりも多いです。

と言うことは、ポップスでカウンターメロを入れ過ぎると
アニソンっぽくなってしまうことになるので注意が必要です。

カウンターメロの目的はメロの隙間を埋めることと、
オケを目立たせることにあると考えています。

そのため、ポップスのような歌手の歌唱力を全面に出す
曲の場合に、オケが必要以上に目立つと妨害してしまう
ことになりかねません。

賑やかな曲を作る時にカウンターメロは十分に効果を発揮しますが、
どういう曲を作りたいのかを決めた上で実践するか
判断するようにしてください。

これは作曲の段階で決まることだと思ったので、
作曲のカテゴリーにも入れた次第です。

とはいえ、上手く使うと作家の個性を全面に引き出す
作曲とアレンジができますので、ぜひ挑戦してみて下さい!

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