詞先や曲先に共通する言葉の意味

こんにちは!
管理人のやっすんです!

歌物を作るときに良く「曲先」か「詞先」かって
言葉をよく耳にすると思います。

例えば曲先(管理人的にはメロ先といった方が正しい気がします)
だとメロが自由な分詩を作るときに言葉数を考える必要があり、
詞先だと詩が自由に書ける分メロの音数を合わせる必要があります。

管理人は曲先で作りますが(そもそも詩に自信無いので……)
作りやすければどちらでもいい気がします。

今回は曲先か詞先について管理人の思うことを記事にしましたので、
一度お読み頂いて考えていただければと思います。


●どちらも言葉の制約を受ける

詞先と曲先にはそれぞれ良いところ、悪いところがあります。

まず考えたいのはどちらを主軸にするか、ですね。
このメロを聴かせたい為に曲がある、と思うのでしたら
そのメロにあった詩をつければ良いですし、
その逆もあるということです。

これは個人というより曲によって違う部分だと思うので、
今作ろうとしている曲がなんなのかを考えた上で
選択したら良いと思います。

しかし、どちらも言葉の影響を強く受けることに
違いはありません。
特に「日本語」で歌詞を書く場合
メロを作るとき考えなくてはならないポイントがあります。

それは、日本語が「高低アクセント」で成り立っているからです。
少し意識してみれば分かりますが「さんま」と言った時、
「さ」が「んま」より音が低く聞こえませんか?
低高高、の音程で「さんま」という単語は成り立っています。

さんまは分かりやすかったかもしれませんが、
日本語には同じ言葉で意味が違う単語ってありますよね?

つまり、この高低アクセントで意味が変わってしまう言葉の取り扱いが
日本語における最大のポイントになります。

例えば「はし」という単語があったとして、
「は」の音程が高かった場合「箸」という意味になりますし、
「し」の音程が高かった場合「端」という意味に、
音程が同じだった場合は「橋」になると思います。

歌詞を読みながら曲を聴くのであれば伝わるかもしれませんが、
そうでない場合別の意味で相手に伝わってしまうかもしれません。

詞先で曲を書く槙原敬之さんは
この部分に気を使って書いている印象があります。
有名な曲の一フレーズを引用しますが、
「どんなときも~」と歌った後に、今度は歌詞を普通に喋ってみて下さい。
ほとんど同じアクセントですよね?

歌詞がストレートに伝わる歌はこの高低アクセントが上手く
使われているように管理人は感じます。

しかし、それはその歌詞でなければならない場合の話で
同じ意味を持った違う言葉は多くありますし、
違う言葉に変えることで一味違った歌詞になることもあります。

曲先や詞先どちらでも良いとは思いますが、
言葉の意味に合わせてメロを作ったほうが伝わる曲になるので、
ぜひ意識して作ってみてはいかがでしょうか?

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