教会旋法でアクセントを付ける

こんにちは!
管理人のやっすんです!

作曲を志す人なら恐らく一度は聞くであろう
「教会旋法」について記事にしようと思います。

教会旋法とは、簡単にすると
中世ヨーロッパで使われたスケールのことを指します。
当時は今のような「ドレミファソラシド」という音階の他に
様々な音階がありました。
ジャズやロックをやっている方だと
「ホールトーンスケール」や「ブルーノートスケール」など
別の音階があることは知っているかもしれません。

教会旋法は使うと独特の雰囲気をかもし出す事ができます。
よく使われる旋律についてを取り上げますので、
表現の幅を広げる手段として是非お読み頂ければと思います!


●効果的な使い方が難しい

教会旋法は全部で8種類で以下のようになります。

the_eight_musical_modes

ちなみに、普段耳にする音階は「イオーニア」と「エオーリア」という
これより後に生み出された旋律なんです。

さて、この音階全てを覚える必要は今のところありません。
覚えるものは「1.ドリアン」と「2.フリギア」のみで大丈夫です。
それ以外は音階の捉え方が難しいか耳にする機会が少ない音階になります。

今回は簡単に二つの音階を取り上げていこうと思います。
ディグリーネームの方が書きやすいのですが、
この記事ではCメジャーを基準にして書きます。

1.ドリアン
ドリアンはマイナーの6度(F)の音を
半音高くした音階になります。(F#)
AマイナーのDmがDメジャーになり、
明転するような感覚が得られます。
管理人はよく「Am→D/A」のようなルートを固定した
内声の変化がかっこよく聴かせるのに使います。

2.フリギア
フリギアはマイナーの2度(D)の音を
半音低くした音階になります。(D♭)
CマイナーとD♭メジャーを組み合わせた
ギターのリフとか作るとかっこよくできると思います。

両方ともマイナーの曲に対して効果を発揮する音階だと
管理人は考えております。
ドリアンはアニソンとかでよく使われているので、
もしかしたら聞いたことがあるような響きがあるかもしれませんね。

ただ、教会旋法は単純に用いただけだと「借用和音」になり、
普段耳にする教会旋法の使い方はもっぱら借用和音である
管理人は思っております。

ですが、借用和音として使っている間は教会旋法であると思っておりますので、
今は「ドリアンはFが半音上がった音」で
「フリギアはDが半音下がった音」と覚えておいてください。

この借用和音については難しい内容なので、
別の機会で詳しく記事にしたいと思います。

まずはドリアンとフリギアの不思議な音を
実際に使って楽しんでみることをお勧めいたします!

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