コードとメロの複合作曲方法〜テーマ作曲〜

こんにちは!
管理人のやっすんです!

当ブログ内にてコードが先メロが先
作曲方法について書いたページがあるのですが、
終始同じ作り方で曲を作らなくてはならない
決まりはありません。

メロを先に作った部分、
コードを先に作った部分。
この二つを合わせた作曲方法があれば
面白くなると思いませんか?

この作曲方法をここでは「テーマ作曲方法」
としておきます。

なぜテーマなのか、それは後ほど詳しく
掘り下げてみたいと思います!
この考え方は劇伴をやろうとしてる方だと
役に立つ内容かもしれません。


●連想から作曲するテーマ作曲

ではまず、なぜ「テーマ」なのか。

この作曲方法の肝となる考え方は、
物や言葉から発想を得て音楽に落とし込むことです。

例えば、
ある冬の日に街で偶然すれ違った女性に恋をして思いを伝えたい、
とします(テーマとしてはありきたりですが……)

このテーマに基づいて、連想するイメージを
膨らませていきます。
冬の日、街は都会なのか、どんな女性か、どのように感じて恋と思ったか……等です。

今度は連想したイメージに音楽を嵌めて考えてみます。

冬と言えばクリスマスとかあるし、
グロッケンとかあったら良いのかな?
明るい女性であるとすれば
メジャー系の調性だと合う?
……などなど、断片的に音楽の素材を作っていきます。

そしてイメージが固まって素材が集まった後に、
編集して一つの曲に仕上げることで曲ができます。

この作曲方法だとテーマ性が強く、
表現する音楽が作られていると思います。

記事の前半で、この作曲方法が劇伴向きとしたのは
作曲、アレンジ、ミックスまでトータルで考えるからです。
つまり、必ずしもメロが作られるとは限らず
音そのもので表現をすることがテーマ作曲方法の考え方になります。

もし歌ものを作るなら音楽ではなく歌詞とかに
活かした方が効果的かもしれません。

とはいえ、この作曲方法で曲が作れると
独自の世界観を作ることができます。

この形に限ったことではないですが
最終的な目標として、作家の個性を際立たせ
その作家にしか作れない音楽を手にすることを目指しましょう。

これは管理人の課題でもあるのですが、
誰にでも作れるような音楽を出しても
世の中の人には中々認知されないものです。

そつなくアレンジや作曲をこなす人はたくさんいます。
プロを名乗る作家でさえそう言う人が多いのも事実です。
クオリティの高いアレンジや作曲ができて、尚且つ
自分の癖や思考をスパイスにする音楽が作れると
作家としての地位を確かなものにできると考えています。

例えば、菅野よう子さんとかがその一人でしょう。
全てのジャンルの音楽が作れ、音楽を聴くと
「これは菅野さんでは……?」
と分かるような個性や癖があります。

この作曲方法は自分の個性を探す、
或いは癖を知る事に役立つのかもしれません。

普通に曲が作れる方は一度試してみては
いかがでしょうか?

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