こんにちは!
管理人のやっすんです!
文章は言葉の集合体で、文節という意味が不自然にならない
最小単位の文がありますよね。
小学校や中学校とかの国語で
誰もが学んできたことでしょう。
文節は何も国語に限った話ではなく、
楽曲もまた最小単位の音楽の集合体です。
大きく見れば一番まるまる、
細かくすればAメロBメロとかですね。
ではこれより細かいものはなんでしょうか?
簡単に表すと息継ぎするまでのフレーズですね!
(息継ぎするポイントが必ずしもフレーズの切れ目ではありません)
そのフレーズにも例えるなら名詞、形容詞、副詞といった
役割で構成されています。
今回はその最小単位のフレーズである
「カデンツ」について詳しく記事にしたいと思います!
●カデンツの組み方が曲の根幹を作る
まず、カデンツとは上記で挙げた
最小単位のフレーズと考えて下さい。
カデンツがどういうものか分かりやすくするため
「私はハムエッグを食べた」
という文章があったとしましょう。
これを文節で分けると
・私は→主語
・ハムエッグを→目的格代名詞
・食べた→動詞
になるとします。(違ってたらスミマセン……)
この文章は「主語・目的格・動詞」で作られていることになりますね。
この文章で私という人がハムエッグを食べた
ことが分かるわけです。
では、どんなハムエッグだったか? となった時に
「しょっぱい」ハムエッグだったとしましょう。
私はしょっぱいハムエッグを食べた
この「しょっぱい」はハムエッグを形容する言葉ですよね?
このように文章は様々な役割を持った文節によって
成り立っているのです。
では本題に戻りまして……
音楽には文節として
トニック・ドミナント・サブドミナント
があります。
これらが何なのか簡単に説明しますが、
本当はもっと奥深いので別の機会で
触れようと思います。
●トニック(T)とは主的な性質を持っていて、
名詞のようなものです。
コードで言うとCやAmですね。
●ドミナント(D)はトニックへ向かおうとする性質を持ち、
動詞のようなものです。
コードで言うとEmやGですね。
●サブドミナント(S)はドミナントを修飾するときに使う
形容詞みたいなものです。
コードで言うとDmやFですね。
これらを踏まえたうえで、
私はご飯を食べた、は音楽にすると
T D T
になります。
私はハムエッグを食べた、だと
T S D T
になります。
このように音楽にも文節があり、
意識して作ることで自分の望む展開を作れるようになります。
小説を書くことと作曲をすることは
ここにおいては全く同じかもしれませんね。
音楽で作られるカデンツは文章よりも簡単で
たった3パターンしかないので覚えることをお勧めします。
- T D T……私はハムエッグを食べた
- T S D T……私はしょっぱいハムエッグを食べた
- T S T……私はしょっぱいのを食べた
最後のT S Tは偽終始(アーメン終始)と言って、
独特の効果が得られるので是非研究してみて下さい。
一つ一つのカデンツを大切にできないと
良い曲にはならないと管理人は考えておりますので、
カデンツを普段から意識して音楽と向き合って下さい。