最初からオリジナリティは求めない

こんにちは!
管理人のやっすんです!

つらつらと心得について書いてきましたが、
一番伝えたかったことを前回までで書き切れたので
心得としてはひとまず最後にしようかと思います。

アレンジの上達には近道があって、
それは模倣する、ということです。

いきなりオリジナリティを出そうとしても
上手くいかなかったり、人に理解されない
独りよがりな音楽になってしまいます。

そういった音楽が評価されることもありますが、
仕事として音楽を作っていきたいなら
「狙って」作る力は必要です。

狙って作る力をつけるための模倣について、
今回は管理人の考えを述べていきたいと思います。


●形を知り、業を盗む

まず、この記事は盗作を推奨しているわけではない
始めに述べておきますね。

模倣、つまり人の音楽を真似することは
とても大切なことです。

そもそも、何かに似ない全く新しい音楽を
ポップスの世界で見たことある人は居ますでしょうか?
ゼロとは言えませんが、そんなに多くないことは事実です。

多くの人に受け入れられている形で勝負できなければ、
まぐれの一発屋とか限定されたマーケットに
身を置くことになってしまいます。

似たような音楽が溢れかえっていると思う方は
多いと思いますが、何故かと言われれば
リスナーがそう言う新しい事を求めてないからです。

管理人も様々な音楽の形と表現方法を考えたりしてますが、
普遍的な部分を8〜9割の残りで取り入れるようにしています。
そうやって作家の個性を出していくのは良い方法だと
思っておりますが、最初からその考え方で進むと
どこかで躓くことになるでしょう。

昔の管理人が個性のみで突っ走って
失敗してしまった経験があるからです。

アーティストとして生きるのであれば、
それは純粋な表現として受け入れられることも
あるかもしれません。

ですが、それをアーティストに提供する側がやっては
アーティストの個性を作曲家が潰して
しまうことになりかねません。

作曲家は常にどんな音楽をも普遍的且つ独創的に、
そして相手の為に作る力が必要です。

その為の準備として、過去の音楽作品の
模倣……コピーは形を勉強するのにとても役に立つのです。

コピーした音楽をそのまま自分の曲として
公開するのは問題がありますが、
形を真似た模倣した作品は権利的に
問題視されることはありません。

たとえ似てるものが出来たとしても、
必ずどこかに作曲家の個性は入っています。

いろいろな音楽を真似し学ぶことが、
良い作品を作る一番の近道だと思っております。

たとえDTMで打ち込む時間がなくても、
普段から意識して街中で流れる曲を聴くようにして下さい。

日々考え研究していく心を忘れずに
音楽制作へ取り組むことを忘れないようにしましょう。

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