アレンジの研究に耳コピは大切?

こんにちは!
管理人のやっすんです!

楽曲のクオリティを上げる為に沢山の楽曲を作ることは
正しい一つの方法であると思います。

しかし、ただ闇雲に同じような曲を作るだけでは
その雰囲気の曲調のクオリティが上がるだけで、
全体的なクオリティが上がるわけではありません。

そこで、今回は楽曲のクオリティを上げる方法として
耳コピすることについて書いていきたいと思います!


●技術をインプットする為のな方法

まず第一として、好きな曲ばかりを作っていくことは控えましょう。

勿論、独自の世界観を詰めていく事は大切です。
ですが、その方向性でいきなりやっていくのは自身の可能性を狭めることになりかねないので
最初から独自の世界観、やりたい音楽のみを書いていくのは控えた方が良いです。
とはいえ、器用貧乏も良くはないので「このジャンルは得意ですよ!」くらいは
あったほうが良いと思います。

因みに、管理人がアレンジで参加した某有名アイドルグループの曲は
アレンジが苦手なアイドルポップサウンドでした。
特にブラスは自信がなくヤバいかも……と思っていたのですが、
先方の希望する方向性があったのか最終的にブラスはカットになりました。
(あぁ良かった……)

普段作らない、接してこなかったジャンルの楽曲を作れるようにするためには
どうすれば良いでしょうか?
具体的な方法は

  • 分かる人に教えてもらう
  • MIDIや譜面を見て独習する
  • 理論書や教本を読んで勉強する
  • 楽曲を聴いて研究する

のどれかになります。

上記2つはプロ音楽家の弟子にならない限り難しいです。

「あなたの曲がとても素晴らしいので、勉強の為にセッションを見せてください!」

と伝えたところで教えてくれる人はまずいません。
弟子であれば、全力でサポートをしてくれると思うので
MIDIをみて研究しろくらい言われるかもしれません。

3つ目の理論書や教本を読む方法ですが、
こちらは正しい方法だと思います。

というのも、これらの本を書いた人はプロ音楽家で分かる人達であるため、
記述されていることは本質を捉えています。
管理人も和声やコードワークは理論書から多くを学んでおり、
ここで得た知識と知恵は制作の根幹となっています。
理論がどれほど大切か、についてはいずれ別記事でお話します。

ただ、理論書や教本も出たばかりの頃は最新の技術が載っているかもしれませんが、
時間が経てば使い古された「古い音楽」になってしまいます。
ダンスミュージック系が顕著で、例えば「LOVEマシーン」は
名曲ではありますが、アレンジに時代を感じますよね。
今流行りの音楽がいつまでも通用するわけではないので、
教本に書かれてあることで止まってしまわないようにして下さいね。

●耳コピが最も大変で、最新の音楽を学べる唯一の方法

最後に残った楽曲を聴いて研究する方法ですが、
これが管理人の考える最新の音楽を学べる唯一の方法だと思っております。

所謂「耳コピ」と呼ばれる作業ですが、
技術や知識が段違いで高くなるのでお勧めです。

プレイヤーの話になりますが、
管理人は学生時代アニソンコピーバンドとオリジナル楽曲を作るバンドに居たことがありました。
そこで感じた違いは、アニソンコピーバンドでバンド活動をする人達の方が
オリジナル楽曲のみを作る人達よりも演奏の技術が高いことでした。

オリジナル楽曲を作る人達は、楽曲制作時に自分のレベルにあったフレーズで音楽を作っていきます。
対し、アニソンコピーバンドの人達はコピーする曲がどんなに難しくても
練習を重ねて弾けるようになり、やがて自分のものになっていきます。
比べてみれば、どちらの方が上達しているか一目瞭然ですよね?
(全員が全員そうではないので、間違って受け取らないでくださいね)

つまり、同じことが作曲にも言えるというわけです。
様々な曲を耳コピし、自分で一度吸収することが大切になってくるのです。
ただ耳コピするだけではあまり意味がなく、

  • その曲の雰囲気は何の楽器が、どのフレーズが担ってるのか
  • アレンジの絡み合わせ方やプログラミングがどうなっているか
  • 他の曲のとの共通点や相違点を具体的に考える

など、考えて聴くことが大切です。

共通点が分かれば今流行の音作りが分かることになりますし、
アレンジの絡ませ方が分かれば新しいアレンジの可能性が増えます。

このように「どうしてそうなっているのか?」を考えて聴けば
聴くだけでスキルが上がっていくと思っております。

実音が分かる絶対音感とかは要らないですよ?
あれば有利かもしれませんが、流れを把握するのに実音は分からなくても大丈夫だからです!

普段から街を歩いているとき、耳に入る音楽を研究の対象として
日々意識しながら聴いていって下さい!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする